【電空物語・エピソードまとめ】カードデダース編
放送日
2021.4.46:デンリキは,カードから
2021.4.27:ブショー,たるもの
2021.4.28:メイが,みつけたもの
セリフ
デンリキは,カードから
ユウマ:謎と謎々、不思議で楽しい。そこは電空、子どもの楽園。電空で遊ぶ子どものアバターは、その名を電キャと申します。てれび戦士に生まれる奇跡、これぞデンリキ、超能力。デンリキを、やがて電キャが吸い込むと、なんとお喋り始めます。
フウカ・メイ:せ~の、いざ出陣~!
メイ:じゃあまずはこれ!
フウカ:ん~?誰?
メイ:ええ~!?知らない?佐竹義重!強くて超頭もキレる私が一番好きな武将。
フウカ:いやいやいやいや、みんながメイみたいに戦国武将好きなわけじゃないから。じゃ、私の番ね。うーん…これでいいや、はい。
メイ:ええ~?センパイ、真面目にやってる?足軽ってのは、ただの歩兵。そんな下っ端で、義重様に勝てるわけないじゃん。
ユウマ:ただいマーシャル諸島~!
フウカ:あっ、おかえり!
ユウマ:あ、メイ、へいらっしゃい!
フウカ:メイ、私ちょっとお菓子とってくるね。その間ユウマが相手するって!
ユウマ:え?僕?
メイ:大丈夫?ユウマ戦国武将わかる?
ユウマ:う~んあんまり…
メイ:じゃあ、私は一枚カードを引くね。いいカードこい!
ユウマ:えっ?
メイ:え~足軽~?ってあれ?絵がない。なんで?
メイ:えええええ~!?
ユウマ:えええええ~!?
足軽:拙者、メイ殿にお仕えする足軽にございまする。何なりと、お申し付け…
メイ:きゃあっ!
足軽:あっ、ご、ご無礼仕った!今すぐお拭きします!
メイ:あいたっ!
足軽:あっああ!め、面目次第もござらぬ!
メイ:も~…
足軽:あっ…ああ…
ユウマ:これって…もしかして…
フウカ:誰?
ユウマ:い、いやあれは…
ユウマ:おおっと「足が」痛いんですか!?それは大変!すぐにお医者さんに行かなければ。さっ行きましょう!新春シャンソンショー!…早く!
メイ:あっちょっと待って!どこ行くのよ?
フウカ:…シャンソンショー?
メイ:もう…一体なんなの?ハァ…
ユウマ:メイ、これはキミがやったことなんだ。このカードに描かれていた足軽を、ここに実体化させた。
メイ:ええ?そんなことあるわけないでしょ?
メイ:うわっ!ええ!?どういうこと!?どういうこと!?これを私が!?
ユウマ:この力、デンリキっていうんだ。僕の後から続いて。
メイ:おおお~っ!
みやぞんエンジ:ははははははっ…またとんでもないものを作っちゃいましたよ~。これはですね、なんと、眠くないのにあくびが止まらなくなる機械です!
ソニア:いつ使うの…
みやぞんエンジ:いつでも使えますよ。
メイ:わあ…なにここ?
ユウマ:「電キャんぷベース」。僕たちの秘密基地みたいなところ。
メイ:へぇ~…すごーい!
ユウマ:ねえみんな!紹介するよ。妹の友だちのメイ!
ベニオ:え?なんでその服?
メイ:あっ、いつの間に!?
ユウマ:実はメイ、デンリキが使えるんだ。
(一同):ええっ!?
ユウマ:さっきの力、もう一度使ってみて。
メイ:わかった!デンリキ!カードデダース!
(一同):わっ!
ソニア:なになに?
みやぞんエンジ:カードデダース。カードに描かれたものを実体化するデンリキのようです。
ソニア:へぇ…すごい!
足軽:や…ややっ、これは見事なからくり…おっ!
ベニオ:あっ…ああ~っ!
みやぞんエンジ:ちょっとちょっとぉ~!え~!
ソニア:結構ドジなんだね…
足軽:あ…誠に面目ござらぬ!
メイ:ねえ、私のデンリキって、カードを本物にするんでしょ?じゃあ他の強い武将も出せる?
ユウマ:それはどうかわからないな。…おほん!メイ、僕たちてれび戦士は、デンリキを使って、電空の謎を追っている!キミも今日から、てれび戦士の仲間として、一緒に謎を解こう!…あれ?へっ?
みやぞんエンジ:帰っちゃいましたよ。
ユウマ:え…?
メイ:ただいま~!
メイ:さぁ、どの武将が出るかなぁ~?デンリキ!わぁ!伊達政宗!いいねいいね!…あれ?
メイ:次こそお願いします!デンリキ!きたーっ!…え~?やっぱ…ダメ?
メイ:最後にもう一回…デンリキ!
足軽:それがしは、メイ殿にお仕えする足軽!拙者に、なんなりと…
メイ:ああ~また~!
足軽:どうなされた!?気分でも悪いでござるか?
メイ:あ~やっぱり足軽しか出せないのか~…そうだ!武将が出せないなら、あなたを武将にすればいいじゃない!
足軽:拙者?
メイ:秀吉だって、足軽から天下人になったんだし、できないことはないはず!さぁ一緒に天下を目指そう!いざ、出陣!
ブショー,たるもの
メイ:ハロー!私メイ。ある日不思議な力に目覚めちゃった!カードに描かれた人を本物にしちゃう、すご~い能力。デンリキって言うんだって。でもなぜか出てくるのは、ちょっとドジな足軽だけ。こうなったら私がこの人を武将にしてあげようじゃない!
みやぞんエンジ:ユウマさん。
ユウマ:ん?
みやぞんエンジ:メイさんにちゃんと伝えてください。デンリキのことは絶対に内緒だって!
ユウマ:うん。
メイ:よし、できた。デンリキ!カードデダース!
足軽:それがしは、メイ殿にお仕えする足軽!拙者になんなりと…ややっ!メイ殿、見事なお兜!
メイ:今から、あなたを鍛えて、立派な武将にします。さぁ行くよ!トクマル!
トクマル:トクマル?なんでござるか?それは。
メイ:あなたの名前。名無しの武将なんていないでしょ?
トクマル:おおお!恐れ多い。拙者にそのような立派な名を!
メイ:そんなことはいいから早く行くよ!いざ、出陣!
ユウマ:メイ!
メイ:あっユウマ。
ユウマ:実は重~要なことを言い忘れて…てぇ?
メイ:何か用?
ユウマ:デンリキのことは、絶対誰にも言っちゃダメだからね。わかった?
メイ:どうして?フウカセンパイにも?
ユウマ:フウカなんて絶対、一番ダメだよ。
フウカ:私の何がダメなの?
ユウマ:えっ…いや…いや、別に…
フウカ:何してんの?
ユウマ:いや…
トクマル:これはこれはフウカ殿。拙者、足軽改め、トクマ…
ユウマ:特売!そう特売。あっちで野菜の特売やってたから、僕たち3人でいってやっさーい!なんちゃって。じゃ!
トクマル:いやまだきちんと挨拶が…
フウカ:もうなんなのあれ!
ユウマ:えっ?武将に育てる?
メイ:そう。トクマルを、立派な武将にできれば、他の武将だって出せるようになるかもしれないじゃない。
トクマル:メイ殿の心遣い…ありがたき幸せ!この…トクマルのために…
ユウマ:いや、そういうことじゃないと思うけど…
男の子:返してよ!
メイ:トクマル、あれを見て!
男の子:返してよ!ねえ!早く返して。返してよ、ねぇ…もうやめてよ、返してよ…
メイ:むむむ…許さん!武将たるもの、弱き者を助けるべし!いざ、出陣!
男の子:行くぞ~!
トクマル:ほら、もうおゆき。
男の子:ありがとう!
トクマル:弱い者いじめはやめるでござる!
いじめっ子たち:やだね~!
トクマル:むむ…ならば痛い目に…!いっ…
いじめっ子A:なんだこいつ。
いじめっ子B:ダッセ。やっちまおうぜ!
いじめっ子たち:おう!
トクマル:た…退却~!
いじめっ子:待て~!
ユウマ:逃げよう!
ユウマ:はぁ…
メイ:もう何してんのトクマル!
トクマル:面目次第もござらぬ。
ユウマ:そうだ。トクマルってドジだったんだ…
メイ:じゃあ次!あれを見て!
女の子:取って~。
お母さん:え~ごめん、あれはちょっと届かないよ。ああごめんね、困っちゃったな…
女の子:取って~。
メイ:むむむむ…これは大事件!武将たる者、誰よりも優しくあるべし!いざ、出陣!
トクマル:ああ…ハァ…
メイ:頑張って!
ユウマ:気をつけて。
トクマル:う…うわっ!だぁ!あっ…あいたたたた…
ユウマ:ああ…
メイ:ああ…あちゃ~。
ユウマ:はい、どうぞ。
女の子:ありがとう!
お母さん:ありがとうございました。
ユウマ:最初からこうすればよかったのに。
トクマル:面目、ござらぬ…
メイ:ううん、ドンマイドンマイ。じゃあ次頑張ろう!
ユウマ:え~!まだやるの?
メイ:むむむむむ…許さん!武将たるもの、正しくあるべし!いざ、出陣!
トクマル:待たれい!
サラリーマン:おぉ…
トクマル:このようなものを通りに捨ててはならぬぞ!あれを見てみい!よく見ておれ!これは決められた場所に…こうじゃ!
トクマル:ああああああ…あっあっ…
(一同):あちゃ~…
ユウマ:何やって…
メイ:もう、しょうがないなぁ…そんなんじゃ立派な武将になれないよ。
トクマル:面目次第もござらぬ。メイ殿、今一度拙者にチャンスを…
メイ:ううん、もういい。最初から無理だったのかもね。
トクマル:そんな…
メイ:もうカードに戻ろっか。
トクマル:メイ殿、お願いでござる、何卒、何卒…
メイ:あっ!
トクマル:あっ…
メイ:あぁっ!あっ…
ユウマ:えっ、あっ…
メイ:私のカード…
メイが,みつけたもの
メイ:ハロー!私メイ。私のデンリキでカードから出てきた、ちょっとドジな足軽。名前はトクマル。 立派な武将に育てようと頑張ってはみたけど、トクマルは失敗ばっかり。あぁ~、やっぱり無理だったのかなぁ?
(一同):あっ…!
メイ:あっ!私のカード…
トクマル:メイ殿、このトクマル、一生の不覚。何卒、何卒ご容赦を!
メイ:ひどいよ!カードに戻りたくないからってわざとでしょ。
トクマル:いえ!決してそのようなことは…!
メイ:あのカード、私の宝物なのに!武田信玄も、佐竹義重とか大事なカードもあったんだよ!もういい、知らない!
トクマル:メイ殿!
ユウマ:メイ!えっ、トクマル!?え?え!?
メイ:なんなの?3回もできない。それでカードも失くしてほんっとうざい。
フウカ:あ、メイ!
メイ:あ、フウカセンパイ!
フウカ:メイ、何かあった?
メイ:それがね…
(回想)ユウマ:メイ!デンリキのことは、絶対誰にも言っちゃダメだからね。わかった?
メイ:えーっと、詳しくは言えないんだけど、カードを失くしちゃって…
フウカ:また暴走してどっか忘れてきちゃったんでしょ。
メイ:暴走なんてしないよ。
フウカ:するよ~!メイまっすぐだし、決めたらぐいぐい突き進んじゃうし、一生懸命なのにちょっとズレてるし。
メイ:私が、ズレてる?
フウカ:うん。
メイ:まっすぐ、ぐいぐい突き進んで、一生懸命なのに、ズレてる…。それって…
(回想)トクマル:弱い者いじめはやめるでござる!いっ…!あっ…はっ…うっ…はっ…おおお…!
メイ:そっか!私もトクマルとおんなじだったのかも。ごめん、フウカセンパイ。私行かなきゃ。ごちそうさま!
トクマル:うっ…
ユウマ:うーん…
トクマル:ユウマ殿!あったでござる!
ユウマ:あ!こっちにも!
トクマル:おお…あっ!あそこにも!
ユウマ:えっほんとに!?わっほんと…えっ?
メイ:全く、ドジなんだから。
トクマル:メイ殿!
メイ:一緒に探そう!
トクマル:合点でござる!
トクマル:メイ殿、あったでござる!
メイ:あったよ!
ユウマ:あったぜよ!
ユウマ:暗くなってきたね。
メイ:トクマル!ありがとう。もういいよ。
トクマル:いや、後1枚、なんとしても全部見つけるでござる!
メイ:トクマル…
メイ:トクマル!
トクマル:え?…メイ殿、あったでござる!佐竹義重殿のカード!
ユウマ:え?ずっと鎧に挟まってたってこと?え~…
メイ:もう、ほんとドジなんだから。
トクマル:メイ殿、いやぁ面目ない。
ユウマ:メイ、ほんとにいいの?
トクマル:メイ殿、立派な武将になれず、申し訳ござらぬ。
メイ:ううん、いいよ。だってそれがトクマルだもん。私こそ振り回してごめんね。
トクマル:お別れでござるな。
メイ:うん。
メイ電キャ:ハロー!メイ!
桜川:メイ、これは電キャと言って、電空の中のキミのアバターだ。アバターはキミの写鏡。キミの分身でもある。
メイ:私の分身?
メイ電キャ:よろしくぐり!
あどミン:仲良くするぽよ~。
メイの電キャ:フフフッ!
メイ:ふ~ん…
メイの電キャ:メイ、気を落とさないで。またトクマルには会えるがり~!
メイ:べ…別に!会えなくていいし!あんなドジな足軽なんて。
あどミン:新しいてれび戦士誕生だぽよ~!
ベニオ:ようこそ!電キャんぷベースへ!
ソニア:仲間だね。
ユウマ:一緒に電空の謎を解こう!
メイ:うん!よろしく!
フウカ・メイ:せーの、いざ出陣!
フウカ:ん?え~、メイ、そのカード武将じゃないって言ってたじゃん。
メイ:ううん。私にとっては、立派な武将だよ。